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カットが問題

  • 執筆者の写真: honeyss
    honeyss
  • 2016年9月25日
  • 読了時間: 4分

ご訪問ありがとうございます(˶′◡‵˶)

前回に引き続き、今回も天然石のカット(形)についてお話しさせてください♪ ジュエリー用のカットなども含めると、長くなりすぎるので、主に作品に使用する石に使われているものに限定していきます。

それでもちょっと長くなってしまったので、お時間のある時にご覧くださいませ~(/ω\)

まずはマロンカット。栗のような扁平な形です。ハートブリオレットや、フラットマロンなどとも呼ばれます。

じゃあフラットじゃないマロンはあるのかと言えば、あまり聞いたことがないのです(´∀`;)

ここで良く耳にする「ブリオレット」ですが、「石の全面を覆うように多くのファセット(切子面)が施されたしずく型の」もののことです。

実は、しずく型限定の呼び方なんです(゚д゚)!

でも今は形に関係なく、ファセットに覆われた石全般をこう呼んでいますね。

ちなみにですが、私はファセットが細かい石については、作品説明にブリオレットを付けていることが多いです。

*ブリオレットもファセットの数によりいくつかに分かれるので、この分け方は正確ではありません。

マロンカットが栗ならば、こちらは玉ねぎのオニオンカット。上から見ると球に近く、マロンカットに厚みを持たせたような形になります。

橋の欄干についている擬宝珠(ぎぼし)のような形、と言えば伝わりやすいでしょうか。あ、ドラクエのスライムと言えばもっと簡単かな。

ホールが開いている側と逆の方、お尻がとんがったものもありますが、こちらも同じくオニオンカットと呼ばれます。

こちらは 偏平なドロップ、フラットドロップカットです。ペアシェイプカットとも呼ばれます。ペアは洋梨pearのこと。

でも洋梨ってちょっとくびれてるけどなー、と、いつも思っちゃいます(笑)

こちらはフラットじゃないドロップカット。ティアドロップや単にブリオレットなどと呼ばれます。同意語としてペンデロークという言い方もありますが、スワロフスキー社では別の形になっています。

涙型、しずく型の代表的なカットで、多くのアンティークジュエリーにも使われている石の形です。

*本来「ドロップ」はカットが刻まれていない球体のことを指します。ですので、ブリオレットが正しい名称となります。

ドロップカットのお尻のとんがったもの。こちらはシャンデリアカットやデュー(dew)ドロップと呼ばれます。

ドロップカットよりも原石をたくさん必要とするために、必然的にお値段が高くなるカット(笑)

でもこの形ならではの上品さやエレガントさは作品に使ったときにも出るので、やっぱり素敵だなと思います(*´∀`*)

キューブ。立方体です。サイコロと言えば分かりやすいですね♪ 6面を刻むのですべての面が同じサイズのものに出会えるのは稀です(´∀`;) ドロップなどと比べると、新しい形なのでモダンな雰囲気があります。

オーバルは楕円のこと。こちらは逆に伝統的な形とも言えます。エレガントで上品な雰囲気。このカットの石を使うだけで、落ち着きのある作品が出来上がるような気がします(˶′◡‵˶)

ちなみに、こちらもオーバル。穴の開いている位置が違いますが、名称は同じ。カットが入っていないものはプレーンやスムースが付きます。

真ん中を貫通する穴ではなく、ドロップやマロンカットなどでよく見られる上方のホールは、「クレオ穴」や「クレオパトラ」などと呼ばれます。

レクタングルは矩形、長四角形のこと。オーバルよりも角がある分、モードな雰囲気になります。茶色の石は角ばったもの、それ以外は丸みを帯びた長四角形ですが、どちらもレクタングルカットです。

コンケーブは形ではなくカットの名称です。(紛れ込ませちゃいました(´∀`;))

concave(へこんだ、くぼんだ、という意味)の英語そのままの名前。

コーンケーブやミレニアムカットとも呼ばれます。通常のカットは平面ですが、こちらはカット面が凹む特別なカットで、光をとても反射します。

小さい石ではこのカットが入りづらいため、たいてい10mm以上の大粒のビーズに施されています。

こちらはタンブル。tumble(回転させる)という意味の英語で、もともとは研磨用器具に研磨砂などと天然石を入れ、回転させて磨いた石を指します。

もちろんこの作業だけで研磨できる石ばかりではありませんので、手作業や機械による研磨も含まれていますが、産出されたときの自然な形を磨いた形となります。

この形の石を使うと、味わいがありナチュラルな雰囲気の作品に仕上がりますね。

こちらはタンブルとは真逆の彫刻。職人さんの手作業での彫りが施されています。上の画像では花ですが、葉っぱだったり、溝だったりチェック模様だったり、いろいろな彫刻があります。

手作りなので、当然のことながら一つ一つの表情が違います(*´∀`*)

彫刻は除きますが、表面のつるんとした仕上げのものは、プレーンやスムースと呼ばれます。つるつるつやつやの表面は、なぜか「美味しそう」に見えますよね~(*´∀`*)

長くなってしまいましたが、カット・形のいろいろをご案内させていただきました♪ 作品の説明をご覧になる時に、参考になれば嬉しいです*.。゚

それでは、今日も最後までお付き合いありがとうございました*.。゚

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